コーヒーハンドブック

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フレンチプレスを楽しもう

コーヒーの淹れ方には色々なタイプがあります。
一般的なのはペーパードリップですが、コーヒー通なら他の淹れ方もマスターしておきたいところ。
一度色々試してから、自分にあった淹れ方を研究・追及するというのも楽しそうです。
ここでは、数ある抽出方法の中からフレンチプレスについて解説してきます。

フレンチプレス(FRENCHPRESS)は挽いた豆をコーヒープレスに入れて湯を注ぎ、上からプレスするという簡単な手順で出来るのが魅力的な飲み方。
ポイントをしっかり押さえておけば、誰でも美味しくコーヒーを淹れることができます。

フランス生まれの淹れ方で、何と言っても手軽さが最大の魅力。
美味しいコーヒーを手軽に淹れることができるので、人気がある抽出方法です。
美味しさの秘密は金属製のフィルターにあると言われています。
ペーパードリップは紙、ネルドリップは布でフィルターしますが、そのためにコーヒーの油分は途中でカットされます。
しかし、金属のフィルターだとコーヒーの油分もしっかりと入り込みます。
この差によって味が大きく変化するのです。
もちろん、好き嫌いには個人差があるかと思います。
実際に飲んでみて、好みの味かどうか確認してみましょう!

また、このコーヒーの油分が入りこむことによって生まれる特徴の一つとして、美味しいコーヒーはよりおいしく、マズいコーヒーはごまかしが効かない!
という特徴が生まれます。
フレンチプレスを楽しむためにも、コーヒーは豆選びからこだわりましょう。

必要になる器具はコーヒープレスとストップウォッチ、計量機の三つだけ。
コーヒーの量は正確に測りたいので、メジャーカップではなく、計量機を用意できれば理想的です。
コーヒープレスに関しては、デザインが多いので「お気に入り」を探す楽しみもできるかも知れませんね!

また、フレンチプレスなら、温度と時間をしっかりと守れば、毎回同じ味が出せるという特徴もあります。
普段コーヒーに馴染みのない人でも、気軽に挑戦できるのが魅力です!

お湯の温度に関しては、沸騰したての湯を使うのはNGと考えておきましょう。
湯の温度もコーヒーに影響を与えるポイントの一つですから、気をつけておきたいところ。
沸騰したてだと、味が重くなったり、エグみが強調されてしまいます。
逆にぬるすぎても味が十分に出ません。
最適な湯の温度は95℃前後と言われています。
この点に関しても、しっかりと意識しておくと、美味しいコーヒーを抽出することができるでしょう。
もちろん、これはフレンチプレスだけでなく、ネルやペーパードリップの場合も同様のことが言えます。