コーヒーハンドブック

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日本でのコーヒー豆の流通

本格的に豆を焙煎して販売しているコーヒー専門店以外にも、豆を手に入れる方法はあります。
今ではコンビニにも豆や挽いた豆が販売されていますし、スーパーにも複数種類の豆が販売されています。
コーヒーというのは、焙煎した直後から熟成が始まり、一週間程度経過すると、その後は徐々に劣化が始まってしまうという傾向があります。
つまり、焙煎後2~3週間以内のものでないと本当に美味しい状態で飲むことができないのです。
そして、スーパーやコンビニで販売されている豆は当然のことながら、それ以上経過したものばかり。
つまり、美味しく飲むのが最初から難しい状態なのです。
だからこそ、しっかりと職人の手で焙煎された豆を手に入れるのが、コーヒー通の間では常識!

では、そんな豆はどうやって流通しているのでしょうか?
南米・アフリカ・東南アジアなどの生産国や生産農園から私たちの手元に焙煎されたコーヒー豆が届くまでのルートをここで紹介します。

まず、生産国・生産農園からは大きく分けて二つのルートに卸されていきます。
一つは、大手輸入商社です。
コーヒー豆の買い付けや輸入業務を行い、トレーダーとも呼ばれている存在ですね。
トレーダーは、国内では主に大手ロースターやインスタントコーヒーメーカーに豆を販売します。
あるいは、缶・リキッドコーヒーメーカーや中小ロースター、ビーンズショップに豆を販売している生豆問屋に豆を販売することもあります。

また、生豆問屋からは、生豆二次問屋に販売を行うこともあるのだとか。

生豆二次問屋も、やはりビーンズショップや小規模ビーンズショップなどに販売を行います。

では、生産農園がトレーダー以外に豆を卸すのは、どんなケースなのでしょうか?
それが、生豆専門商社に販売するパターンです。
生豆専門商社は、なんらかの形で生産国から豆を購入して、ビーンズショップに卸売りするのが仕事。

この様にして、私たちが豆を購入する小売店まで豆が届いている訳ですね。
遠い生産国から日本まで、こうした様々な経緯を経て、豆が運ばれてきます。
この流通にかかる期間は数ヶ月間とかなり長いのですが、最近では、栽培から輸送、保管のルートが整備されつつあり、高品質の豆が簡単に手に入るようになってきています。

もし、本当に高品質な豆が欲しいのであれば、実力のあるビーンズショップからインターネットを経由して焙煎豆を購入するのがおすすめ!
ネット通販なら、実力のある職人が焙煎したコーヒー豆を簡単に手に入れることができます。