コーヒーハンドブック

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コーヒー豆の種類

コーヒー豆と言っても、実は非常に多岐にわたる種類があります。
産地はもちろんのこと、販売店によっては農園や豆の状態(ランク)によって別の製品になることもあるほどです。
その中から、いかに自分の好みに合ったものを見つけるかということが、コーヒーを楽しむうえでポイントになる項目!
どんな豆が自分の舌に合っているのか、色々な種類の豆を味見しながら、模索していくと良いでしょう。

例えば、コーヒーの味は大きく分けて3つに分類できます。
それが、マイルド・苦味・酸味です。
苦味が強いコーヒーが好きな方もいれば、酸味が好きな方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、マイルドで味わい深い王道テイストが好きという方もいらっしゃるかと思います。

このうち、マイルドが好きな方は是非、標高の高い場所で収穫された豆を試してみてください。
標高の高い場所で収穫された豆は、味わい深く、世界的にも高級品として扱われています。
値段が高いだけあって、やはり、その味わいは非常に深く、上手に焙煎・抽出すれば至高の逸品になります。
一般的には、エメラルドマウンテンやアンデスマウンテンなどの品種が有名ですね。
「マウンテン」という名前を冠しているとおり、山間部で収穫される=標高が高い産地ということになります。

苦味が好きという方は、ボディの強い東南アジアの豆がおすすめです。
特に深く焙煎したアジアの豆は、苦味がしっかりと残り、コーヒーの味わいを十分に楽しむことができます。
もちろん、珈琲特有の味わいがしっかり残るので、ミルクや砂糖などを入れて楽しむこともできるでしょう。
アイスコーヒーをつくる場合にも最適です。

酸味の強い味が好きな場合は、アフリカ系の豆を選ぶと良いでしょう。
アフリカ系の豆は比較的酸味が強い傾向があります。
ただし、アフリカ系の豆でも所謂スペシャリティコーヒー以上に分類されたランクの豆は程よく煎ることによって酸味・苦味が程よく混ざり合い、コーヒー本来の味わいがグッと深まってきます。
(実はそれも私のお気に入りです)

ここまでの解説でお分かりになった方もいらっしゃるかも知れませんが、もちろんコーヒーの味は産地だけで決まる訳ではありません。
焙煎度合いや抽出方法によっても、大きく違いが生じます。
そんな、奥の深いコーヒーの道を是非みなさま自身の手で探求してみてください。
使用する器具や挽き具合などにもこだわってみると、さらに面白い発見があるかも知れませんよ!